読書:終止符のない人生

反田恭平

未来表に向かう、強烈な意志と強固な信念

今自分の目の前にある事を突き詰めてやりぬくことは、誰にでも出来るはず と言う

しかしやはり天才は子どもの頃から違うんだなと思うし、多才なんだろうな

それを花咲かせられるかどうかは、強い意志が必要なんだと思わせる

読書:シンドローム

真山仁

震災の混乱をバックに

 非常時には本性が出る

サムライキャピタルの鷲津による、首都電買収を主軸に話は進むが、実は東日本大震災での原発事故を巡る、政府、大企業の失態を強く批判している

日本の支配層は、本当に日本の事を思っているのだろうかと

読書:神域

真山仁

IUS細胞での再生医療

とりわけアルツハイマーに効果があれば、画期的だろう

しかし治験も前段階での有害事象、脳細胞の過剰な増殖による脳出血、脳の「破裂」

治験と人体実験の差とは

一方で恩恵を受けられる人にとっては、神に感謝するだろう

特殊な領域の話で、警察も絡んでいるが、現在の日常の小さな問題でも、当てはまるような内容ではある

読書:承久の乱

本郷和人

一時期ベストセラー二も成ったがそのときは読む機会がなかった

大河ドラマ 鎌倉殿の13人もいよいよ承久の乱にさしかからんとしている

なぜ鎌倉幕府後鳥羽上皇に圧勝したのか しかもこのとき源氏の将軍は絶えてしまっている

幕府と呼ぶのは明治時代から

鎌倉幕府は、江戸幕府のように徳川頂点のピラミッドではなく、「源頼朝とその仲間たち」 頼朝に結集して、自分の領土を安堵してもらう

 →「北条義時とその仲間たち」

源平の戦いと言っても、実態は在地領主が地方の支配権を握るための戦い

頼朝はなぜ京都に上れなかったのか 御家人は平家打倒などより、まず東国の新しい秩序 武士のための政権の樹立

鎌倉幕府は東国4カ国:駿河、伊豆、武蔵、相模:の武士を中心とした政権

その重要課題は土地問題

承久の乱:朝廷、西国の「地位」の論理対幕府、東国の「人」の論理

 

読書:朱色の化身

塩田武士

失踪した辻珠緒 彼女にまつわるキーワード それは確かに個人の人生に違いなかった。だが、同時に時代の構造を浮き彫りにするストーリーでもあった。

雄島にかかる朱色の橋

何必館

思いっきり取材したいと思う、身と新聞記者と思いを同じくする、ライターの息子

個の尊重:個人を敬うことであると同時に、敬うことのできる人間が周囲に存在する美しさではないだろうか

手紙は面倒なようでも、人の心へ言葉を届けるには、一番の近道なんやよ

 

読書:和音の正体

舟橋三十子

音楽の三要素:メロディ、ハーモニー、リズム

和音:コード:同時にならされるいくつかの音

和声:ハーモニー:進んでいく和音の進行

音楽のハーモニー(和音)は三つ以上の音が同時に鳴る時に響く音

和音の役割:音楽に「立体感」を持たせる、メロディを支える「基礎」、曲に「陰影」をつける

隣同士の音は和音にならない

音程:二つの音の高さの差:単位は「度」

 同じ高さの音程は完全1度:ユニゾン

 2度には広い「全音」と狭い「半音」あり それぞれ長2度、短2度

 3度以上は3・6・7は長、短、4・5度は増、減

三和音 長(根音と第3音の間が長3度) 短(短3度)

 増(根と3,3と5の間が長3度) 減(短3度)

四和音(七の和音) 三和音の上の音に3度上の音を加えたもの

 長(長三和音+長3度) 短(短三和音+短3度)属(長三和音+短3度) 減(減三和音+短3度)

属7の和音:安定する和音、すなわちⅠの和音(主和音)に進みたくなる:「解決」