読書:国商 最後のフィクサー 葛西敬之

森功 国鉄民営化とは国労つぶし 日常の報道ではうかがい知れない政治の裏側 官僚達の思惑、警察幹部OB、組合-動労-革マル達との相克 新幹線創業当初から、葛西はリニアを考えていたと 一方新幹線の高額な建設費が、国鉄の赤字を増大させ、民営化の一因とさ…

映画:ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE

久しぶり おかえり みんなやっぱり年取ったね そのせいかヒロイン交代? 今までよりちょっとどたばた感否めない でもアクションは健在 ストーリーは? PART2まで観ないとよくわからない 楽しみに待つ

読書:流浪の月

凪良ゆう 男を拒否する少女と、女性を愛せない男(という表現でいいのかな?) その関係は恋愛ではない 何なのか 事実と真実は違う その通り ネット社会の理不尽さ、無責任さ 一見追いつめられて、二人は二人だけになったのかの印象もあるが、実はお互いが相…

読書:相続レストラン

城山真一 金沢 相続の相談に乗ってくれるのが売りのレストラン 元税理士の冬木 元警官のハナ 司法書士のシェフ風雅 オーナーは元芸妓 知人の相続相談を巡って、引きこもりの長男に相談に行くも失踪 知らなかった隠し子の存在 それぞれ子ども達の経済事情 小…

映画:インディージョーンズと運命のダイヤル

監督:ジェームズ・マンゴールド 久しぶりの、そしておそらく最後のインディー ハリソンフォードも年取ったかなあと思いつつ観るも、さほどでもなくアクションをこなしていた お決まりの虫いっぱいシーンもある ストーリーは? 結局宝物をナチ残党と奪い合う…

読書:映画を早送りで観る人たち

稲田豊史 「作品を鑑賞する」よりも「コンテンツを消費する」 ① サブスクがもたらした映像作品数の供給過多 芸術-鑑賞物-鑑賞モード 娯楽-消費物-情報収集モード わかりやすさがよろこばれる いから10まで台詞や字幕で説明する作品の増加ー倍速でも字幕でわ…

読書:二礼茜の特命 仕掛ける

城山真一 その後の茜と百瀬のSⅡでの仕事 バイオベンチャーの救出 大手製薬会社と大銀行の結託で危機に そこへなんとアカデミーの友人が登場して・・・ 茜は海ロスだった

読書:硝子の塔の殺人

知念実希人 医学部卒 本屋大賞ノミネート 密室殺人が連続する、本格ミステリー小説?と思わせて 自分たちが巻き込まれている、リアル本格ミステリ これまでのミステリ小説の俯瞰 名探偵 碧月夜 にして名犯人 碧月夜

映画:「怪物」

是枝裕和監督 坂本裕二脚本 坂本龍一音楽 カンヌ国際映画祭脚本賞 息子がいじめに遭っていると、学校に申し立てるシングルマザー 実は生徒思いなのに、子どもに暴力を振るってしまったことになった教師 いじめておらず、むしろ一番の友と思っているが、いじ…

読書:残念な相続

内藤 克 分割協議書作成 分割協議をやり直すと、贈与税や相続税がかかる 法定相続情報証明制度 親族図作成(弁護士、司法書士、税理士等に依頼) 法務局に申請 銀行口座の名義書換等の手間縮小 税務調査時、書面添付があれば、調査は簡略化 税理士に作成依頼…

読書:蜜蜂と遠雷

恩田陸 先にDVDを観てしまった これはこれで音楽とコンテスタント達の人間味が素晴らしかったので、原作はいいかなと思っていたが、妻が読みたいというので、図書館から借りてきた なんと! 恩田陸ってピアニスト? ピアニストの内面がこれほど描写出来るな…

読書:銀河鉄道の父

門井慶喜 映画が上映され、原著を読む 清廉はイメージの宮沢賢治だが、牧野富太郎しかり、金持ちの坊ちゃんが、あまり苦労知らずに、興味の向くまま才能を開花?させていく それを俗世間の嫉みを一身に受けて、家計を支え、しかし子ども達には甘い父親像を描…

読書:ブラック・ヴィーナス

城山真一 株取引の天才 黒装束にアーモンド型の目、白金色の髪 目立つ装束で、評判をとり、相手の一番大事なものと引き替えに希望の金を稼ぎ出す 実はアメリカで訓練されて開花した能力だった しかも財政兼金融担当大臣の腹違いの妹 見込まれた良太は次第に…

読書:ダブルバインド

城山真一 自転車ひき逃げ事件 交番警官殺害事件 刑事課長 比留 妻は亡くなり、他人の精子で出来た娘と折り合いは悪い アポ電強盗事件はんにんを取り逃がし、降格が見込まれている しかし捜査の中で、ひき逃げ犯がなんと警察署長の中池だった しかし中池は自…

読書:R帝国

中村文則 Rを「日本」に読み替えると? ネット時代の戦争はこんなふうに広がって、支持されていくのか 日本軍:命をささげることを全国民に強いた世界でただ一つの国かもしれない 「一億玉砕」 「人々が欲しいのは、真実ではなく半径5メートルの幸福なのだ…

読書:50歳からの科学的「筋肉トレーニング」

フィンク・ジュリウス 中高年は、中等度のウェイトを使い、セット間の休息時間を短くする:生化学的ストレス 付加をゆっくり増やす

読書:チョウセンアサガオの咲く夏

柚木裕子 検事 佐方貞人の事務官増田 佐方の言葉:嘘の先には、嘘しかありません 嘘を吐いた友人の胸には、ずっとわだかまりが残る なぜなら、すべての人間を騙せても、本人だけは自分が嘘を吐いていると わかっているからです 世間を偽ることはできても、本…

読書:桑田佳祐論

スージー鈴木 お下劣なエロから、おフザケのコミックソング、涙ちょちょぎれるラブソングから、ノリノリのロックンロール、意味から解放されたナンセンスソングを経て、そして」安保っておくれよLeader 過保護な僕らのFreedom」に至る 歌詞世界の広大さ そし…

映画:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

アカデミー賞7武門受賞!ということで見に行くが?? テーマは家族への愛ということかなとは思うが ちょっと日本人的にはしっくりこない、入ってこない 直前の「OTTO」がよかっただけに

読書:臨床真理

柚月裕子 共感覚 人の感情が色でわかる を持つ司 「人と違う奴は、まともに生きちゃいけないのか」 心理士や共感覚を持つ者 同じように心理を見抜こうとする者の対極で、証拠がなければ動けない警察が、協力して解決に向かうという光明 その中で知的障害者へ…

映画:オットーという男

トムハンクスが年取ると、こんなおじいさんになるんだろうなという、リアリティがあった 頑固で口うるさい 規則を守らない者を許さない しかし心の底には、亡くなった妻と生まれるはずの子への愛が詰まっている その硬い心の殻を破るのが、向かいに引っ越し…

読書:トリガー

真山仁 日本韓国の在米軍を民間軍事会社に移管する! その受注を目指す軍事会社の、政治家達への賄賂 それを暴くキム・セリョンら しかしセリョン暗殺は決行される 解明を依頼される冴木 スパイ達と、日韓の検察 インテリジェンスらのせめぎ合い まんざら架…

読書:レーテーの大河

斉藤詠一 松本清張名作「点と線」 レーテー:忘却 満州から逃げ延びた幼なじみ3人 逃がした兵隊 20ほど後に巡り会う 米軍に言いなりになっている日本を変えようと 戦争はまだ終わっていない オリンピックだからって、何でも許されるわけじゃない 今も昔も…

読書:パレートの誤算

柚木裕子 ある事象の二割が。全体の八割を担っている 蟻の集団には必ず働かない蟻が存在する しかし働かない蟻とされる生保受給者も、自立に向かって頑張っている その人たちが努力して自立できれば、最終的に働かない蟻は、限りなくゼロに なるのではないか…

読書:知っておきたい爪の知識と病気

東 禹彦 爪は短く切ってはいけない そういえば、子どもの頃、爪噛みの癖があったこと思い出した

読書:迷宮の月

安倍龍太郎 中国唯一の女帝 則天武后 2度目の遣唐使として執節使として中国へ向かい真人 しかし唐はすでに武周の世に変わっており、国交回復に奔走 見事な慧眼で、武后が替え玉である事を見抜き、太平公主との甘い夜を過ごし、武周派と武唐派との融和の仲立…

読書:蟻の菜園 -アントガーデン-

柚木裕子 南米に「蟻の菜園」と呼ばれる、蟻と植物の共依存によって成り立っている自称がある。 人はひとりでは生きられない。誰かに助けられ、誰かを支えながら生きている。が、その前提には自分という人間の確立が必要だ。自立の上にこそ、確とした人間関…

読書:プリンス

真山仁 ミャンマーをフィクション化? 自国民による民主主義の確立 平和ぼけした日本人にどう映るか どんな国にも、それなりの同じような歴史があったと思う 外の大国が思惑から介入することがあってはならない

読書:教誨

柚木裕子 「約束は守ったよ、褒めて」 何の約束だったのか 殺人で死刑執行された響子の過去をたどっていく内に、不幸な生涯と、母との、墓に戻るためという約束 その哀しい物語 主人公香純の割り切れない気持ち 時代や土地柄もあったろうが、現代の社会情勢…

読書:当確師 十二歳の革命

真山仁 「父さん、これで終わりなの?」 祖父健克の死に対し、父親に誉は言う それを受けて、父健信は代理の立候補を決意する と思いきや、実は健信の、十分に練られたストーリー通りの展開だった パフォーマンスだけの総理岳見は見事に選挙で敗北 諏訪を舞…