読書:魔球

東野圭吾
天才ピッチャー須田武志
東野作品に多い、貧しい家庭の子供
早く収入を得て、母親を楽にさせたいと願うが故に、肩の故障を見抜かれまいと殺人に至ってしまう悲哀
貧しさと悲哀は東野の大きなテーマなのだろう
それが読むものの心を突き動かす
東西電機に仕掛けられた爆弾騒ぎが並行し、最後に一つの物語に繋がる
ちなみに育ての母の名:志摩子は他作品でもよく登場する名で、東野のお気に入り?