読書:家康江戸を建てる

門井慶喜

秀吉に体よく関東へ追い払われた家康だが、いずれ都に匹敵する地になるとの

目論見もあった

まず川の流れを変えて、関東平野を湿地から耕せる、住める土地に

良質な貨幣を作って、全国の経済を握る

人口増加に備え、飲み水を引く

実は恐れていた、豊臣からの攻撃に備え、急ぎ江戸城を作り、強固な石垣を積む

そしてシンボルたる白い天守閣 本来ならここが白鷺城となったはず

過去と未来を見据えた、家康の政治力が具体的事例から、改めて明らかにされた