読書:看守の流儀

城山 真一

三上の手記を各話に挿入しながら、火石の活躍を、他の刑務官の視点から綴る

刑務所は更生の場というのがよくわかる 決して罰を与えるだけの場ではないのだ

その中で、受刑者と刑務官との信頼が築けることもあるのだろう

三上は実はLGBTで男性刑務所に収監されるも、個別の扱いとなり、その対応に、実は女性初の男性刑務官勤務となった火石が担当となったという経過

最後にそのからくりを明かされて振り返ってみると、確かに火石の女性らしい気の配り方がよみがえった