読書:マスカレード・ライフ

東野圭吾

新田浩介の高校時代のプロローグから始まる

そしてホテル・コルテシアに「日本推理小説新人賞」選考会と記者会見の場が持ち込まれ、殺人事件がからみ

一方新田浩介の父が突然宿泊 旧友と会う予定と

客への悪影最新の注意で準備を響を避けるため、山岸尚美や新田浩介は細心の注意を払い

やがて発表会に現れたのは、容疑者を装うその友人

一方ホテルを飛び出した客は、新田の父の関係者で

それぞれが皆仮面をかぶって、ホテルでのふるまい

2人の奮闘で、それぞれ無事解決し

東野がなくなってしまったため、マスカレードシリーズ最終章となってしまった

相変わらずのストーリーテラーぶり 一気に読み終えた

読書:ファイア・ドーム

辻村深月

百貨店受付嬢誘拐殺人事件

時を同じくして、子供ひき逃げ殺人事件

小学校教師2年目の美冬は、休んだ光汰郎の家を訪ね、その暗さにおびえる

調べると、殺人事件の親の家だった

さらに受け持ち児童が行方不明に

殺人事件当時も、行方不明事件でも、事実を無視した噂がSNSで広がる

「わかりやすい真実を求め、憶測に飛びつき、噂を広げる」

その一因が紛れもなく私たちの興味と好奇心だ

「噂は、軽薄で残酷な娯楽だ」

「どんな願いや思いを込めても、受け手に土壌がなければ、人はたとえそれが事実であっても、事実を事実の通りに受け止められない」

SNSで気軽に、自分を隠して、人を非難する人間がなんと多いことか

読書:むかし僕が死んだ家

東野圭吾 が死んでしまって最初に読む作品

新装版が2025.9に発行されて、図書館に申し込んだが、2010に読んだものだった

しかしほとんど覚えていなかった

昔の恋人沙也加の子供の頃の記憶を取り戻すために、父親の遺品を手がかりに訪れた家

(僕:の名前が明かされない)

家の中の違和感、沙也加の思い出した部屋が見当たらず

実は復元したレプリカの家だった

そして実は沙也加はチャッピーで

読書:夜のピクニック

恩田陸

高校最後の、24時間の歩行祭

3年で同じクラスになった融と貴子

実は母親違いの兄妹だが、それは誰にも秘密だ

しかし2人は付き合っているとの噂が流れている

日が変わって誕生日を迎える融に、思いを寄せる亮子がプレゼントを渡し

しかし融にはその気はなく、むしろ貴子を意識してしまいつつ、みな疲れ切った足で、それでも前へ進む まるでそれが人生ででもあるかのように

「今は今なんだと。今を未来のためだけに使うべきじゃないと」

歩行祭という非日常だからこその、打ち解け合う腹違いの兄妹

読書:板上に咲く

原田ハマ

棟方志功の妻チヤ

結婚してすぐ東京に出て行って、友人宅に居候する夫

我慢できず青森から押しかけ

草を食べながらどうにか子供を育てる

棟方はゴッホの「ひまわり」に魅せられ、画家を目指すが、弱視故版画の世界へ

偶然大家達に認められ、支援され、版画の才能を開花させていく

その影で、展覧会に観に行くことも出来ず、チヤは支え続ける

やがて戦争 家や板木が空襲で燃やされ、自分の責任を感じ、去ろうとするチヤ

しかし「ワあの命にも等しいもんは板木では、ね。-おメだ」

自分はひまわりだ 棟方という太陽を、どこまでも追いかけてゆくひまわりなのだと気づく 板上に咲いているのはチヤだった

読書:さよならジャバウォック

伊坂幸太郎

人や動物にとりつくジャバウォック それによって凶悪になるという

DVに耐えかねて夫の頭を金槌で殴り、殺してしまった量子

遺体を運んで埋めてしまおうと手をかす後輩の桂

そこへ現われる破魔矢と絵馬

実は彼等は研究所の同僚

そして桂は自分がジャバウォックに憑かれて、本来の自分がどんな人間か試すと

なんとか停めようとする量子 実は自分がジャバウォックにとりつかれ、やっと2人にはがされて、20年も経っていた事に気づく

「他人と過去は変えられない 自分と未来は変えられる」

読書:取調室のハシビロコウ

江口大和

実話 濡れ衣で逮捕された弁護士が、保釈までの250日間拘置所に拘留され、人格を否定される取り調べを受けた実態や、経過を綴る

人質司法で、どうしても有罪としたい検察

容疑が長引くほど身体拘束が長引く

不安をあおり、尊厳を損なわせる

気分転換できない閉鎖的環境

それらに裁判官も検察官も責任をとらない

犯罪者を追いつめるには、どんな手を使ってでもという姿勢は、問題になっている冤罪の温床を生む

江口弁護士の検討を祈る