2013-01-01から1年間の記事一覧

映画:許されざる者

謙さんはもちろん、佐藤浩市や柄本明の演技力を見せつけられる しかし人斬り十兵衛はなぜ捨てた刀を取ったのか?なぜここまで残忍に人を斬れるのか アメリカ映画のストーリーには、賞金稼ぎという背景があることで、少しは理解できるが、日本を舞台にすると…

読書:夢はトリノをかけめぐる

東野圭吾 トリノオリンピック取材を、小説風に 飼い猫が人間になって同行 このことにあまり意味はないが はじめてのイタリアのレストランで、英語のメニューをみて、いつも日本のイタリアレストランで注文しているものと同じものを頼み 「こういうところで安…

映画:風立ちぬ

宮崎駿監督 戦闘機大好き、戦争大嫌いと言う監督の言にしては、戦闘機大好きと恋愛というだけの物語で、ちょっとがっかり 戦時下という特殊な状況での恋愛、生き方を表現してほしかった 単に飛行機づくりの天才というだけになってしまった 子供達にこんなメ…

映画:華麗なるギャツビー

1974年ロバートレッドフォード主演のものを見たが、ストーリーはよく覚えていなかった。 ディカプリオが主演となると、どうしても悪役ぶりが発揮される それがかえって感情移入してしまうのだが 人生は恋だけでは解決しないの典型 ましてやその目的のために…

旅行:イタリア ヴェネチア

タクシーでバスステーションへ さらにコルチナエクスプレスでメストレへ 昨日の若い女性2人とまた一緒 HOTEL PLAZAへ 4つ★らしく昨日までと違って豪勢 澤田アドバイスどおり電車でVenesiaへ と思ったが、切符売り場は? 本の記事を思い出し、キオスクみた…

読書:清洲会議

三谷幸喜 イタリア旅行直前に図書館で借りる 脚本風 独白と解説で会議に向けた駆け引きが進む まるで心の中をのぞいたかのような語りが、三谷の才能を際立たせる お市の想いには笑えてしまう 秀吉もたじたじ 見てきたような話だが、きっとこんな風に考えてい…

旅行:イタリア コルチナ CRODA DA LAGO

朝起きると快晴 昨夜澤田さんのアドバイスどおり、ホテルマンに翌日のジープタクシーの予約を依頼 英語のやりとりに不安を感じたのか、日本語勉強中の若い娘さんが、ジープでホテルまで帰ると高いので、町に到着したらドロミテバスかタクシーで帰るようにと…

旅行:イタリア コルチナ AVERAU NUVOLAU CINQUE TORRI

2人だけでバス停へ タバコ屋で往復切符購入し約10ユーロ 午前の方が天気良さそうなのでまずFalzaregoへ ロープウェイで展望台へ上がるも西ドロミテは見えず 日本人団体と一緒になるが、彼らはガイド付き 展望台から歩き出した われわれは急ぎ戻って反対側に…

旅行:イタリア コルチナ CRISTALLO

午後から雷雨の予報だったので、駄目もとでクリフハンガーの撮影場所になった、CRISTALLO展望台へ バスで日本人数人と合流して、昨日専用車で通ったリフト駅Rio Gere下車 4人乗りリフトで中間駅のRifugo Son Forciaへ さらにミノムシみたいなたちのりゴンド…

旅行:イタリア コルチナ TORE CIME

朝ホテル向いの雑貨 屋で、昼のサンドイッチを買い、専用車で出発 山道に少し酔いそう 途中ミズリーナ湖で写真タイム 天気良く、湖面にホテルと背景の山も映って絶景 Auronzo小屋駐車場へ 9:30出発 TORE TIMEが横から2峰望める 回り込むように歩き、小屋を経…

旅行:イタリア コルチナ

]今回は7月上旬の夏休み 成田へは順調 アリタリア プレミアムエコノミーだったが、ラウンジは使えず いつものカードラウンジでくつろぐ JCBにいくも、無料携帯貸し出しは終了したとのことで、妻のauを変更 出国出口にいくと、長蛇の列 おかげで飛行機まで走…

映画:くちづけ

演劇風の画 障害者たちの純粋さ それが核心を突いた表現になる 貫地谷しほりの演技力に感嘆

読書:真珠の耳飾りの少女

トレイシー・シュヴァリエ 編集者から作家となる 大好きなフェルメールの絵を子どもの頃から見ていて、物語にしたとか 一冊の本にまで広げる作家の創造性に驚く 当時のオランダの様子もわかる スペイン、ポルトガルが衰退し、フランス、イギリスがまだ台頭す…

映画:藁の盾

幼女殺人犯護送SPの物語 何度も登場人物から発せられる「守る価値があるのか」がテーマか 10億円の報奨金という設定は突飛だが、それに踊らされる愚かな人間をあざ笑ってもいるよう 心情的には擁護できない犯人だが、それを乗り越えてきた人間の叡智をどう考…

読書:とんび

重松清 先にテレビドラマでみて気に入る 原作はドラマと(というか反対だが)違わないストーリー、配役も原作のイメージを踏襲していて、同じ感慨に浸れた 昭和の雰囲気を醸し出す主人公 そういえばそんな人いたなという感じ 具体的に思い浮かばないけれど …

読書:ある閉ざされた雪の山荘で

東野圭吾 閉ざされた山荘内で、次々に宿泊客が殺されていく これまでよくあった設定だが、それが演技として、役者たちに演じさせ、最後まで事実なのか、演じているのかわからないという、東野らしい思いもよらない設定 麻倉の隠れる部屋が、はじめの見取り図…

映画:リンカーン

南北戦争の終わりも見えてきた頃 奴隷解放宣言はされていたが、法的には、戦争終結後また黒人は奴隷に戻るという期限付きだった それを永続させるための修正案を議会で通すための駆け引き リンカーンと言えば、奴隷を開放した民主的な大統領とだけ思っていた…

映画:フライト

人生で初めて自由になった 最後に依存症治療をしながらアルコールから開放されたウィトカー機長が語る言葉が重い ぎりぎり最後に嘘をつかずに通したウィトカーの勝利と言える 薬物だけでなく、タバコなどすべての依存症者に勝利してほしい

読書:神様のカルテ

夏川草介 松本の医師 夏目漱石作風で、現代小説としては話し方が古風すぎるが アパートもちょっと旧制高校時代を彷彿とさせる 現役医師だけあって医療現場に実情がよく表現されている これだけの病床数で、消化器3人というのはどうかと思うが 病院は相澤病…

読書:虚像の道化師 ガリレオ

東野圭吾 1.幻惑す まどわす マイクロ波照射で、念を送ったと思わせる、悪徳宗教 トリック自体は予測がすぐつく それをストーリーに組み立てる構成力や、謎解きの推理力、人物像の作 り込み等、短編の中に東野の力が十分に現れている 内海刑事は出番なし 2.…

読書:ナミヤ雑貨店の奇蹟

東野圭吾 良く出来た話である 過去と現在がつながる雑貨店 東野の小説としては珍しいかな 短篇集かと思わせる始まりだが、個々の人生がだんだんつながってゆき、happyな最後を迎える 浪矢氏の思いが、奇蹟を生んだと言い切ってしまいたい

映画:レ・ミゼラブル

ミュージカル 歌いながらの撮影とのこと 確かに迫力ある 時代背景もあるだろうが、またもどるとの約束を反古にせざるを得ないジャンバルジャンに、同情しつつも裏切られ感も:メロスとは違うか 理不尽な支配者と虐げられる民衆は相容れない かと言って革命が…

映画:007スカイフォール

グレイグ3作目 当初のボンドの精悍さがやや欠けるか 展開も防御的で、これまでのボンドシリーズと一味違う アクションシーンなどは見ごたえある ただボンドの澄ましたかっこよさを、もっと全面に出して欲しかった