読書:夢はトリノをかけめぐる

東野圭吾
トリノオリンピック取材を、小説風に
飼い猫が人間になって同行 このことにあまり意味はないが
はじめてのイタリアのレストランで、英語のメニューをみて、いつも日本のイタリアレストランで注文しているものと同じものを頼み
「こういうところで安全策しかとれないところが小物である」と自分を卑下するあたり身につまされる
競技の取材は的確で、日本の活躍が少なくて残念な想いがよく伝わってくる
後で韓国等の活躍と比べ、準エースを育てることの必要性を説くあたりは、やはり理系の面目顕如
2056クーリンピックで、地球温暖化への警告を発することも忘れない