2019-01-01から1年間の記事一覧

旅行:スペイン1・2

今回はビジネスクラスで 早く成田に着いたので、カードラウンジ、受付後ビジネスラウンジで ヘルシンキまでぐっすり寝て、空港へ ムーミングッズ買い、フィンランド空港ラウンジでまたゆったり バルセロナで一泊 いよいよサグラダファミリア まず外観 よく写…

読書:亡者のゲーム

ダニエルシルヴァ ヴィラで惨殺されたオーナー 実は元スパイ 盗まれたカラヴァッジョのキリストの降誕が隠されている これを追うようアロンに依頼が 例によって、オフィスと各国の裏の協力者達と、盗まれたとする絵画取引に、亡者をおびき出す 82億ドルの奪…

読書:英国のスパイ

ダニエルシルバ 旅行のため図書館で借りる アロンがまだ長官になる前の事件 爆弾テロで命を狙われるが、逆襲 英国王室のスキャンダルがらみで、テロ犯人を追う 遡って読んでいるので、ルーツが徐々に明らかに

読書:検事の信義

柚月裕子 信念を貫く孤高の検事 佐方 人情検事というより、キムタクのHERO寄り まっとうに裁かれるためには、忖度なし苦労を厭わず こんな風に裁かれるなら、被告も本望か

読書:空の旅を科学する

伊藤恵理 航空管制科学というまったく想像もできなかった世界の研究者達 航空管制の研究内容については、なかなか理解が困難だが、それに取り組もうとする研究者達の国境のない前向きで、明るい姿勢にうきうきさせられた 世界と日本との大きな差も実感させら…

コンサート:高嶋ちさ子 12人のヴァイオリニスト 女神たちの饗宴

高嶋ちさ子 テレビで見るほどの毒舌ではなかった それでもトークはなめらか 楽しませ方を知っている ヴァイオリン(とピアノ)のみのコンサートははじめて 音色に幅が出るのかなと思っていたが、どうしてうっとり聞いてしまう しかも所々に、エンタテイメン…

コンサート:ニニ・ロッソ メモリアルコンサート

マウロ・マウル ニニ・ロッソの最後の愛弟子とのこと 一目イタリア人 ピアノの女性も、いかにもそれっぽく情熱的 演奏は申し分なく、堪能できた おしゃべりがほしかった

読書:赤の女

ダニエル・シルヴァ 実在のキム・フィルビー:ソ連のスパイを題材に、その娘という架空の人物の、M16ワシントン支局長にまでなった、ロシアのスパイを暴く なぜ主人公がイスラエルという、日本人からするとマイナーな国の、諜報機関長官という設定なのかは、…

映画:記憶にございません

三谷幸喜監督 記憶がなくなったところから始まるのは、設定がやや陳腐ながら、消費税やアメリカに物言えない今の政権を皮肉っていて、コメディーながらも、というかだからこそ風刺がしっかり効いている 困って戸惑う役は、中井貴一が絶品 秘書役の小池栄子は…

読書:希望の糸

東野圭吾 「取調室で暴かれるのではなく、本人達によって引き出されるべき真実というものもある」 殺された喫茶店主の女性 その元夫と、同居する女性 喫茶店にたびたび通う男と、ぎくしゃくする関係の娘 体外受精の起こりうる過ちと、そのとき引き起こされる…

読書:風魔と早雲

東郷隆 応仁の乱後戦国時代前の、相模の権力争い 北条早雲(伊勢新九郎)が力をつけ、伊豆を支配してゆく様 下克上の始まり、戦国時代の始まり 新九郎に仕える形での小太郎の活躍 やがて新九郎は野心の実現のため、地震の予知data収集に習熟し、伊豆の地震の…

読書:メモの魔力

前田裕二 ファクト→抽象化→転用(具体化) 抽象化はWhat(言語化) Why How 言語化:刺さる言葉をストックする 離れたところから自分を客観視する 言語化で夢を現実にする これからは個の時代 オタクが最強 人生の軸 自己分析して抽象化する では具体的に何…

読書:禁断の魔術

東野圭吾 2回目かと思ったが最後まで 高校の優秀な古芝が、湯川に教えられた実験器具レールガンを使って、姉の復讐を 最後まで信じる湯川 結末は書かれないが、科学者として再生してほしい願いがこもっている

読書:家康江戸を建てる

門井慶喜 秀吉に体よく関東へ追い払われた家康だが、いずれ都に匹敵する地になるとの 目論見もあった まず川の流れを変えて、関東平野を湿地から耕せる、住める土地に 良質な貨幣を作って、全国の経済を握る 人口増加に備え、飲み水を引く 実は恐れていた、…

読書:ノースライト

横山秀夫 警察ものでなく、主人公は建築士 「住みたいと思う家を建ててください」は罪滅ぼしだった 新築の家へ引っ越しはされなかった そこへブルーノ・タウト、離婚した妻子、事務所のコンペやそれに絡んだ汚職、所長の死、注文主吉野をめぐる3本指ギプス…

読書:レオナルド・ダ・ヴィンチ

ウォルター・アイザックソン 数千の手稿からレオナルドの伝記を書き下ろした作者にまず脱帽 非嫡出子だったレオナルドの生い立ち それが自由な発想の出発点 数学は苦手だったが、その代わり徹底した観察から写実へ、法則を導き出す好奇心の持続 観察したこと…

読書:影踏み

横山秀夫 警察小説が十八番かと思って、過去の作品を見たら、犯罪者側からの小説だった 死んだ双子の声が、中耳に宿る 最後に明かされる、母親の愛情が向けられた、弟への嫉妬 いつものごとく、腐敗しかかった警察の描写 根本にあるヒューマニズムは、昔から…

読書:虎の牙

武川佑 武田家滅亡の物語は、いつもうら悲しい 勝頼の祖父、信虎の弟信友と下総から流れてきた家来原虎胤の物語 山の者に育てられた信友が、実は屋形の弟だとのことで、武士として武田家の副将に育ってゆく 義兄弟として、それを支えてゆく虎胤 そして今川の…

読書:信長の原理

垣根涼介 神などおそらくいない いたとしても、人間のことなど興味も持たないだろう (松永弾正) では蟻や人間すら2-6-2で働く者、後を追う者、怠ける者に分かれるのか 目に見えない何かに、支配されているのか 信長や家臣達の心情記述することで、信長の天…

読書:熱帯 |

森見 登美彦 「千一夜物語」の失われた1挿話 いかにも千一夜物語のように、物語の中で物語が語られ、スパイラルのようにストーリーが巡っていく不思議な話 しかし主人公が元の世界に戻ってみると、そこは以前とは少し違う世界と感じられる 千一夜物語に挑戦…

読書:AIvs教科書が読めない子どもたち

新井 紀子 東ロボくんプロジェクトから、AIは単に数式に基づいた計算を速くするだけで、シンギュラリティはこないとのこと しかしMARCHに合格する実力はつけられている ただそれは、東ロボくんが意味を理解しているのではなく、統計と確率から解導き…

読書:千里の向こう

簑輪 諒 中岡慎太郎の生涯 坂本龍馬とともに、明治維新の中心を担うも、ともに近江屋で暗殺される あれ?!一緒に暗殺されたんだっけ 切られて数日後に亡くなった 派手に脚光を浴びる龍馬とは対照的に、庄屋の家に育ったらしい堅実さを持ち、武士の世の中の…

映画:運び屋

年老いたクリントイーストウッドが、実在の主人公を演じている 自分を投影しているかのよう しかも娘役は実の娘が演じる 家族が宝と言いながら、花つくりに没頭して家族を顧みない もう一度いろんな絆を取り戻そうと、麻薬の運び屋をずるずると続けてしまう …

映画:ボヘミアン・ラプソディ

ラミ・マレック アカデミー賞主演男優賞 ロックバンド クイーンの伝記的映画 クイーンにはまることはなかったが、演奏される曲は聞くことがあったものが多い グループ皆で曲を作っていく様子や、プライベートでの葛藤など興味深い フレディーがLGBTであるこ…

読書:オリジン

ダン・ブラウン 人類の発生と未来 宗教と科学との対立は、これまでの著書でも取り上げられていたが、根源的な問いかけに対する答えは初めて 基本元素から、アミノ酸が生成され、何億年ものシミュレーションでDNAが発生するなど、初めての話だったが、かな…