読書:ノースライト

横山秀夫

警察ものでなく、主人公は建築士

「住みたいと思う家を建ててください」は罪滅ぼしだった

新築の家へ引っ越しはされなかった

そこへブルーノ・タウト、離婚した妻子、事務所のコンペやそれに絡んだ汚職、所長の死、注文主吉野をめぐる3本指ギプスの男や背の高い女の影などが絡み合い、ミステリーが徐々にベールをはぐ

それに主人公らの心情を絡めて、不安と期待、緊張感が高められる、いつもの横山の描写がされる

そして、今後へ繋がるであろう期待を込めての最後を迎え、温かい気持ちで読み終える事ができた