2011-01-01から1年間の記事一覧

読書:時生

東野圭吾 時を生きるの意味のとおり、死んだ息子が過去の自堕落な自分に会い、彼女を一緒に捜すことで、更生のきっかけをつくってくれる。 こんな息子に会ってみたいとおもわせる。 東野が一番好きなキャラクターである択実の成長が見もの。 泣かせる

映画:猿の惑星 創世記:ジェネシス

猿がいかにして人間を支配するようになったか その始まり 認知症の薬が、猿の脳の発達を促すというのは現代風 しかしその知能が、自立【独立】心を芽生えさせ、そのことで人との軋轢が生まれてしまうという悲劇 人間もそれによって自らの愚かさを露呈してし…

読書:パラドックス13

東野圭吾 ブラックホールの異常現象で崩壊してゆく地球に取り残された数人の、生き抜こうとする物語 人と人とのかかわりが全くないなんてことはない 見知らぬところで人とのつながりのなかで生きてきたんだという、誠哉の言葉を借りた東野のメッセージが伝わ…

映画:ツリー・オブ・ライフ

よくわからん映画 うとうとしてしまった

読書:学生街の殺人

東野圭吾 落ちぶれかけた旧学生街で起きる、連続殺人事件。 大学卒業後ビリヤード場でバイト生活の主人公が、探偵役で真相にせまる。 2件目までの事件解決で一段落に見える展開が、結局身近な犯人をあばくことになる。 この中で、主人公の成長もみられ、将来…

読書:パラレルワールド・ラブストーリー

東野圭吾 記憶のすり替え技術をめぐって、主人公らの三角関係 すり替えられた記憶での物語と、すり替え前の物語が交互に語られ、ついに一致するとき、真相が明らかになる 実にうまい物語展開 理科系出身らしい著者の面目顕如

映画:アウェイク

スリラーとのことだが、麻酔が効かないで手術される恐怖より、信頼しきっていた医師や恋人にだまされて、殺されそうになることの方がはるかに怖い 手術中に意識【魂?】が抜け出すというのはちょっといただけない 実際、麻酔が効かなければ、動きがあると思う…

映画:black swan

驚愕の映画 母親がプリマになれなかった傷を、一緒に背負い込んで、バレエに打ち込みながら育ったニナ どうしても優等生の子供から、大人の女性に成長できない自分が、黒鳥の妖艶さを出しきれない 苦悩の中で、現実と妄想が混沌となりつつ、女へと変身してい…

読書:チャイルド44

トム・ロブ・スミス 実話に着想して書かれたと 兄に会いたいだけで、子供を次々と虐殺する精神構造が不気味 スターリン体制下のソ連はこんなだったのか 戦前戦中の日本にも通じる 自分の身を省みずに、阻止しようとするデミドフ夫妻の勇気と使命感に救われる…

読書:使命と魂のリミット

東野圭吾 自分の父親の心臓手術をして、術死になってしまった執刀医を、指導医と仰ぐ(実は手術の真相を知ろうとしている)研修医の物語 指導医は母親との結婚話をすすめている 患者に恨みを抱く者の、手術妨害をくぐって何とか手術を成功させるクライマック…

映画:True Grit

父の復讐に向かう、大人びた少女のひたむきさ、その成長 保安官を金で、それも大口をたたいて交渉して得た金で、大人を雇って向かう 敵も悪と相場が決まっているので、単に西部の野蛮な人殺しではあるが、清涼感が漂う 保安官も、自分の子供に対するような感…

3.11東日大震災

今日の時点で死者13800以上 不明者まだ多数 流されて見つからないだろう人も多いと思う 3.29-4.2塩釜の病院支援に行く 坂病院はかなり落ち着いてきている 救急車は1日10台と 避難所回り 体育館や文化ホールの広い所に寝泊まりしている人たちのストレスは如何…

3.11

日本史上最悪の地震災害 1万人以上の死者不明者 山梨も震度5で大揺れ 人や町を飲み込む津波の恐ろしさ 引き続く原発の爆発 その危険性がまた一層明らかになった 国内や全世界からの支援の手や声 人間も捨てたもんではないな これからどうなるのか全く予想で…

映画:英国王のスピーチ

実話に基づく コリンファース主演 アカデミー賞作品賞主演男優賞 スピーチが吃音症のためできない王 その治療に取り組む言語聴覚士 初めの吃音スピーチを聞く民衆の戸惑った顔がうまい 言語聴覚士のひょうひょうとした話し口 妻の動揺しない大物ぶりなど、実…

映画:グリーンホーンネット

アメリカ漫画から たまには何も考えずに笑う映画も 主人公のお金持ちお坊ちゃんぶりも際立っているし、名前がカトーで出身が上海、しかも「日本の事は知っている」と言わしめる バカっぽさ加減も、そのつもりで見れば腹もたたない

読書:白銀ジャック

東野圭吾 新刊でいきなり文庫 怪我から死亡させてしまって、逃げた村長息子と友人 スキー場運行をやめさせるためのたくらみ その脅迫に対処しながら、上司の指示にも疑問を抱きながら解決に向かう主人公 さわやかな結末を迎えるが、客の老夫婦が金持ちで、ス…

映画:ソーシャルネットワーク

facebook創設者の物語 すごいものを作り上げたものだ といっても、半分お遊びでやったもの しかも映画は主人公と友人たちとの確執を中心に描いていて、主人公の孤独が浮き彫りにされている おたくっぽい若者たちの、社会性の足りなさがやたら目につく

映画:アンストッパブル

デンゼルワシントン主演 実話が元とか きっかけはくだらないが、その後の展開は感動的 涙ぐむ デンゼルワシントンらしい人間臭さ 年をとっても泥臭いかっこよさを持っている アメリカ映画らしい善悪はっきりしていて、見る者にはわかりやすい