読書:真珠の耳飾りの少女

トレイシー・シュヴァリエ
編集者から作家となる
大好きなフェルメールの絵を子どもの頃から見ていて、物語にしたとか
一冊の本にまで広げる作家の創造性に驚く
当時のオランダの様子もわかる
スペイン、ポルトガルが衰退し、フランス、イギリスがまだ台頭するまでの狭間の繁栄した時期
モデルが娘との説もあるようだが、フェルメールの当時のタッチと異なる
絵描きへの憧れのまなざし 半開きの口は、高貴な娘には似合わないと
フェルメール自身があまり描写されていないのは、史実に十分残されていないのか
実話であったかのように、絵を思い浮かべながら読み進められた