読書:マイクロワールド

マイクル・クライトン
死後PC内に1/4ほどの原稿とアウトラインが残っていた
それをリチャード・プレストンが引き継いで書き上げた
そんな事情もあり、展開がやや粗くつながりに少し不満も感じる
しかし、強磁場(100T)で物体が縮むという発想や、ミクロになった人から見た巨大ワールドなど、やはりクライトンのSF科学的見方に感激する
院生たちの人間性の表現や、最後のドレイクが最期を迎えるシーンなど、すでに映画化されてもおかしくないような表し方になっている
これ以上クライトンを読めないと思うと、人生の楽しみをひとつなくしたことに悲しくなる