透視す みとおす
殺されたホステスの、名刺や鞄の中身の透視
実は赤外線カメラでの撮影
封筒の中まではわからなかったのに、使い込みの秘密を見られたと思った犯人に殺されてしまう
ホステスとして生きるための手段が、身の破滅を招いてしまった
しかし継母とのお互いの想いが後になってわかるせつなさ
曲球る まがる
引退真近のピッチャーが、昔の力を取り戻すきっかけに湯川准教授が関わる
努力は一定実るが、やはりプロとしては十分ではなかった
しかし、台湾での再起に、実は殺された妻も内心応援していてそれに備えていた事がわかり、
前向きに人生を進んでいける
つらい中でも、一筋の光明を示す東野のいつものラストが泣かせる
念波る おくる
双子の姉妹のテレパシーをテーマに、実は草薙も蚊帳の外で、犯人探しが進められる
テレパシーではないが、姉妹の相手を思いやる第六感か、意識の戻りを予見する
ある程度科学では割り切れない現実を、それとなく描く事も忘れてはいない
猛射つ うつ
姉を見殺しにされた弟の復讐
それに科学技術が使われる事に対する湯川の怒りや、若き科学者への信頼が裏切られた事への痛みが、ひしひしと伝わる
海外へ行くきっかけにもなったか