2015-07-15 読書:民王 池井戸潤 父と息子の身体が入れ替わってしまう物語 よくあるパターンの小説かと思って読み始めたが、ところがどっこい 入れ替わるのは、脳波を操作されていたためという、少し科学性が加わっている しかし本質は、親子で互いに理解し合えなかった過去だが、実は本音をそれぞれの立場で言える事で、理解や信頼が深まる話 逆に言えば、親子はそんな突拍子もない状況に陥らないと、なかなか理解し合えないとも言えるか 最後は痛快な結末で、いつも池井戸小説は読後感がここちよい