映画:三度目の殺人


福山雅治役者としての渾身の一作と言ってよいか
真実はどうあれ、法廷で勝ちさえすればよいというのは、一般人から見ると不条理に思えるが、実態を見聞きすると、真実はあまり関係ないのかなとも思える
三隅は本当に殺人を犯したのか それとも咲江?
個人的には三隅が咲江をかばって殺人し、見て見ぬふりした母親を懲らしめようとしたのだと思いたい
ただ主題は法廷の真実ということか 「だれも本当のことを言わない」

「今度こそ本当のこと教えてくれよ」と言わざるをえなくなった重盛の変化が、そういう司法に変わってほしいという、映画の提示する主題だったのかとも思う