読書:汝、星のごとく

凪良ゆう

島で同学年になった暁海、櫂

浮気者の親を持つ者どうし自然とつきあうようになり、言葉にしなくても通じる事で、さらに近づいてゆく

しかし櫂は東京へ

「いつだって核心は言葉の届かない深い場所にある」

「抗うから波立つ。ただ許して受入れればいい。受入れることで自分の中の一部が押し潰されて歪んいくけれど、歪みなく生きることのほうが難しい。」

「でも人は自分というフィルターを通してしか物事を見られない。だから最後は「自分が何を信じるか」の問題なのだろう」「愛と呪いと祈りは似ている」

LGBTQの課題を掘り下げているようにも読める

この作家は新しい、家族というか、人と人のつながり方を模索して、提示しているのだろうと思う その前提に、個々の自立がある