読書:月の落とし子

穂波了

もう一つのアガサクリスティー賞受賞作

前半は月の永久影から、謎の死を遂げた同僚飛行士の救出

宇宙空間での作業の様子が、リアルに描かれる

そして異常な粘膜出血 ウイルスの疑い

やがてウイルス感染症の恐怖と、例のない月からの地球帰還行

後半は不足の日本への追突 そこからのパニックとウイルスパンデミックへの対処

貫いているのは、人間や日本人への信頼

最後に封鎖された人たちを助ける、人との信頼

よくかけている

まさにスリル、サスペンス、ヒューマニティ