少年法 確かに18.19でも凶悪犯罪を犯しても、更生を期して軽く裁かれることに、疑問を感じる人が多いのは事実だろう
被害者家族にとっては無念だ
それを訴えるための人質籠城、さらには隠された殺人計画
残念ながら交渉人麻衣子にも、そこまでの計画は思いもよらなかった
それでも事件解決になんとか導くことができた
カルト宗教集団教祖の釈放を巡る、爆破事件
実行犯と考えられた高橋の自殺
一方石田の弁護も担当した、人権は弁護士木下美也子
この国を壊滅して、もう一度立て直す 祖の救世主になる人言う突飛な発想だが、カルト集団にとっては矛盾ない考えなのか
「これが最後の事件ではない」「最初の事件だということです」
柚木 裕子
友人の新聞記者が殺害される
彼女が追っていた元警察署員の、自殺と為れた死
ストーカー被害届けの受理を遅らせ、職員の慰安旅行に行っていた警察へのバッシング
真相を調べていくと「何かある」事が感じられる
それは「朽ちないサクラ」サクラは公安だ
-犠牲の上に、治定が在ってはならない-
警察事務員をやめて、警察官になろうと決意する泉
朝倉秋成
斬新な場面設定に、斬新な構成
スピラリンクス終車試験の最終面接
当初は6人全員受かるかも人言われていたのに、急に互いに1人を選べと
実は当初からの予定通りの進行
その場で6人の暗い過去が暴かれる封筒がある事に気付く
そして犯人が明らかに 成ったと思われたが
入社面接 せいぜい1時間ほどで、相手の本質を一瞬で見抜くテクニック
などありえはしない 選ぶ方も受ける方も運次第
後半のインタビューで、実は皆悪事を働いたわけではなく、善人なのだと判明
所詮人はすべてが善人でも、すべてが悪人でもない
面接などでそんなことは見抜けない
「どうして西洋のクラシック音楽を、二十一世紀の極東に生きる私たちが、いまだ当たり前のようにして聴いているのか?」
クラシック音楽はバッハ以後のものばかり 祖の前の1千年は?
古楽/クラシック/現代音楽 という時代区分ではクラシックだけが価値のカテゴリー
音楽とイデオロギーは不可分 19世紀のクラシック音楽は、自由とか進歩とか市民社会のイデオロギーと結びついていた
クラシックを一つの近代イデオロギーとして見るなら、どうしてバッハが「父」なのかわかる
高度成長期のステータス・シンボルとして「高級な」クラシックがよく機能した
19世紀ヨーロッパ発のクラシック音楽が、世界を標準化した
:旋律法、和声法、対位法、リズム法
クラシック音楽の歴史は、宗教的メディテーションから次第に、生身の人間が聴いて楽しんだり、感動するものになり始めた 教会のための音楽から、表現の自由を少しずつ入れて、古代ギリシャ神話を隠れ蓑に表現した 検閲の影響もあった(美術と同じ)
ルネサンス後「美しい」だけじゃ物足りなくて「劇的」に:オペラ
音楽が喜怒哀楽を表現するのは16世紀終わり頃から
「音楽の父」バッハ、「クラシック株式会社の創業者」ベートーベン、「ロマン派のブラックホール」ワーグナー
貴族が没落して、市民向けに交響曲を作る:ベートーベン交響曲のモデル
ハイドン・交響曲・ロンドン・コンサート制度・音楽好き市民階級の結びつき
イギリスはヨーロッパぽくない
クラシックはドイツ、オーストリア イギリスはポピュラー(ビートルズetc)
ベートーベン
それまで少人数のサロン、上流啓蒙市民相手だったが、見ず知らずの何百人を想定して作曲する必要が出てきた 第九のフィナーレでやってのけた
ひたすら上を目指した高度経済成長期のベートーベンが、バブル崩壊とポストモダンでモーツアルトに変わっていった
ロマン派とは
古典主義のラテン語にたいし、俗語として中世に広まったのがロマンス語
これで書かれた世俗的文章がロマンチックで「ロマン」の語がでた
ロマン派音楽では1800-1900年代:ベートーベンからリヒャルト・シュトラウス
フランスと国民軍と軍楽隊 これがロマン派音楽史の重要な地下水脈
鉄道発達と共に、世界各地の大ホールを回るツアーはこのとき生まれた
クラシック音楽も、その時代、宗教、政治体制等と密接に結びついていたということか
啓蒙思想のツールとしての音楽
クラシックを聴くことが高尚という時代は終わってしまった
かといって単なる趣味とも思いたくない