読書:二人の嘘

雫ライオン

誰かをかばって有罪となる

このテーマは法廷ものではよくあるか

しかし主人公が裁判官 しかも10年に一人の逸材、東大在学中に司法試験パス、2回の試験もパスして裁判官に

さらに道行く人も振り返る美人 と設定が高すぎる

一方の有罪となった被告人、真摯な態度の善人

事件は聾唖の妹が半年にわたってレイプされたあげく、相手を殺してしまった

兄は良心がおらず、施設で過ごした後、妹は伯母の家へ

そこでは叔父に虐待される

裁判官礼子はと言えば、父親は行方知れず、母親に捨てられて、伯母に育てられるという、全般にドラマ性満点

しかも裁判所内でのセクハラや、政界との癒着

二人が墜ちてゆく(上ってゆく?)のも必然か

しかし再審に至らず自殺 礼子は不倫とたたかれ

社会を捨てた大人の恋愛??

ちょっと現実味には乏しいかな